【VIC20日】 小売大手Kマートは20日、オーストラリアデー向けの衣料品や日用品など、関連グッズの販売を取りやめたことについて、すべての人にとって“包括的で敬意を払っている”会社であることを保証するためだと説明した。
Kマートの広報担当者は、人それぞれ1月26日の持つ意味が異なることを尊重するとした上で、「お客さまと従業員の両方にとって、包括的かつ敬意を払う環境づくりを目指す」と話した。さらに、従業員に対し、26日に勤務を希望する場合には、他の日と休みを交換できるようにしたことも明らかにした。
オーストラリアデー向けの商品をめぐっては、買い物客たちがSNSなどで、同社に取り扱いがないことへの説明を求めており、Kマートが説明を行った背景とみられている。利用客の一人は、「建国を祝うためのグッズが(一部のパーティー商品を除いて)一つも見当たらなかったときの、私の驚きを想像してみて欲しい」とコメント。他にも、「米国のハロウィーンのグッズを置く場所には困らないのだから、オーストラリアデーグッズを置く場所がないという言い訳はしないで」などの声が寄せられた。
ここ数年、1月26日は英国による入植が始まった日と捉える動きが活発になっており、他の日への変更や祝日の廃止を求める声が高まっている。
ソース:news.com.au-Kmart responds to dumping Australia Day range