【ACT22日】 英国のウィリアム皇太子は20日、先立ってオーストラリア各地で発生した洪水の被災者ら5人をビデオ通話に招待し、困難を労わった。
ウィリアム皇太子によるビデオ通話に招待されたのは、WA州先住民地区ニンディリンガリ保健サービスのモーリーン・カーター責任者、NSW州緊急サービス局(SES)のグレース・ラングランズさん、VIC州シェパートンで小規模事業を営むダニエル・クリーブさんとカーティス・アーサーさん、SA州でパブを経営するブラッド・フラワーズさんの5人で、洪水を最前線で経験した。ラングランズさんは「車の上に車が重なるなど、水の持つ強さと破壊力を実感したことがなかった」と話し、洪水の対応は“戦地に向かうよう“と描写した。
ウィリアム皇太子は、「あなたたちのような人がお互いを支えあい、皆が乗り越えられている。それは非常に大切なこと」「沈黙の中で苦しんでいる人もいる。他の人のケア同様に自分のケアも忘れないでください」と話した。
連邦政府は、皇太子夫妻のオーストラリア訪問について交渉を開始しており、5月のチャールズ国王の戴冠式以降と専門家は予想する。夫妻は2020年にオーストラリアを訪問予定だったが、パンデミックのため中止された。
ソース: news.com.au – Aussie flood victims speak with Prince William on video call