政治

処方箋なしで薬購入など改革訴え NSW州首相

【NSW1日】  NSW州のペロテ首相は1日、連邦・州政府による会議、ナショナル・キャビネットで、一般開業医(GP)からの処方箋なしに、尿路感染症や皮膚疾患用の抗生物質などを購入できるようにする、メディケアを含む大規模な医療制度改革を求めたことが分かった。

改革では、薬剤師にこれまでよりも大きな権限を与えることで、GPによる処方箋がなくても、抗生物質や避妊用ホルモン剤を処方したり、ワクチンを接種することが出来るようになる。同プログラムはNSW州とQLD州で試験的に実施されており、カナダや英国でもこのような制度が導入されている。

ペロテ首相は、「新しいことではなく、理にかなったことだ」と述べ、同プログラムが正式に実施されれば、GPへの負担が軽減されると主張している。さらに、連邦政府が医療補助額を増やし、バルクビリングが可能なGPを増やせば、バルクビリングの利用を求めて病院の救急外来に殺到している患者を減らすことが出来ると説明した。

ペロテ首相によると、NSW州では病院の救急センターの患者の50%が、準緊急もしくは緊急ではない患者であり、GPでも治療を行えるという。同首相は、初期診療ネットワークと公共医療制度をよりスムーズにつなぐことが大切との考えを示した。

 

ソース:news.com.au-Push for GP and presciption changes in NSW

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