【NSW6日】 NSW州政府は、犯罪組織によるマネーロンダリングの阻止と、ギャンブル依存症の人を支援する目的で、賭博法を大きく改革する。2028年までにポーカーマシン(スロットマシン)をキャッシュレスにする。
新たな計画のもと、1日の損失上限の設定が必要な人にキャッシュレスカードを導入する。損失上限額は10ドルから1万ドルまで選べる。予定以上の支出を防ぎ、上限の変更には7日待たなければならない。また、プレイは銀行預金からのみが可能で、クレジットカードからの利用はできない。
さらに、2028年12月31日までに州内のすべての店舗でキャッシュレスを義務付け、プレイヤーは銀行口座と紐づけられた個人情報を提示する必要がある。ギャンブルに依存する家族がカードを使用できなくなるよう、配偶者や子どもが阻止できるようにもする。
ペロテット州首相は6日、「来年初めから、新たに購入される全マシンをキャッシュレスにする」「向こう5年でポーカーマシン2,000台を買い戻し、NSW州内のパブやクラブからの政治献金を禁止する」「ギャンブルの影響を受けた人や、ギャンブルによって家庭が崩壊した人を知らない人はいないだろう」と語った。
ソース: news.com.au – Dominic Perrottet reveals Australia’s biggest gambling reform