【NSW9日】 4大銀行の一つであるオーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)は9日、豪政府準備銀行(RBA)が政策金利を25ベーシスポイント引き上げ3.35%としたことを受け、住宅ローン金利を0.25%引き上げると発表した。ウエストパック銀行も同様の決定をしており、これで4大銀行すべてが足並みをそろえる形となった。2月17日付で引き上げとなる。
CBAのリテールバンキング部門のサリバン代表は、住宅ローン金利が引き上げられたことを受け、個人の財政状況に関して様々な支援方法があると呼びかけ、「コムバンク(CommBank)のアプリを利用して、我々にメッセージで連絡をとって欲しい」と述べた。
一方、RBAのロウ総裁は、金利の引き上げにより、“痛みを伴うひっ迫”を感じている世帯があると見解を示した上で、「オーストラリア経済には、多大なる先行きの不透明さがある」と述べた。さらに、9回連続の利上げによる全影響が、今後どのように、どのタイミングで及んでくるのか、国内経済をめぐる様々なシナリオが考えられると警告した。
ソース:news.com.au-Commonwealth Bank passes on rate rise to mortgage holders