【ACT7日】 連邦政府による、有給育児休暇の取得をより柔軟にする改正法案が議会通過した。今年7月以降の出産および養子が対象になる。
今年7月以降、両親のどちらでも合わせて20週間の有給育児休暇を取得可能とし、父親の休暇取得を容易にする。休暇は一塊だけでなく、1日から取得できる。一人親は20週間フルに取得できる。リッシュワース社会サービス相は「有給育児休暇への投資は経済効果をもたらす。政府と雇用主が正しい措置をとることで、男女間の平等を促進できる」と話した。
2026年までに、労働党政府は育児有給休暇を26週間に延長させたい。それでも経済協力加盟機構(OECD)加盟国の平均60週間を大幅に下回る。
グリーンズ(緑の党)は、改革の時期を早めるとともに、有給育児休暇中の年金(スーパーアニュエーション)の支払いを求める。
保健・社会サービス業界の年金基金企業HESTAも、有給育児休暇中の年金の支払いを求める。同社のデビー・ブレイキーCEOは「有給育児休暇に年金を支払わないのは、無給の育児を過小評価している」「会員の80パーセント近くが、高齢者介護や保育など低賃金の介護職に携わる女性だ。他人の世話をした後で、退職時に財政的不利になるべきでない」と語った。
ソース: news.com.au – Paid parental leave changes pass parliament