【NSW8日】 NSW州シドニーの鉄道、シドニー・トレインズは8日午後2時45分ごろから、“通信網の障害”により、運行が一時全面停止したことが分かった。運行が再開した後も大幅な遅れが続き、通勤や通学で混雑するラッシュアワー以降も大幅な遅れなど影響が続いたもようだ。
シドニー・トレインズは午後3時50分に、運行が全面停止していることをツイッター上で発表し、「可能であれば、鉄道以外の交通手段を利用して欲しい」と呼びかけた。さらに、電車が運行していても、通信網の障害が解消されるまでは、駅や駅の間で車両が長く停止することがあるとして、時間に余裕をもって移動するよう求めた。電車は午後4時すぎに運転を再開した。
NSW州交通省は通信障害の理由について、信号や鉄道オペレーションセンターからの通信を運転士に伝えるデジタル鉄道ラジオシステム(DTRS)に不具合が生じたと説明。広報担当者は声明の中で、「安全上の理由から、システムを再起動させるまでの間は車両をプラットフォームに停めておく必要があった」と説明した。
一方、電車の代わりにウーバーを利用する人が急増したため、ウーバーの利用料金が急上昇したもようだ。男性の利用者の一人はノースシドニーからシドニーCBDまでウーバーを利用し、平均利用料の20ドルを2倍以上となる50ドル以上を支払ったとツイートした。
ソース:news.com.au-Peak hour chaos as communication issue completely stops Sydney’s train network