政治

ティックトック禁止を訴え 影の内相

【ACT9日】  オーストラリアの最大野党、自由党のカレン・アンドリュース影の内相は9日、米国で規制の動きが加速している中国発の動画共有アプリ、ティックトック(TikTok)について、連邦政府の関連機関においても同様に規制を導入すべきとの見解を示したことが分かった。同アプリを運営するバイトダンス(ByteDance)と中国政府との繋がりから、中国政府に利用者の情報が漏えいする懸念があり、安全保障上のリスクがあるとみられている。

アンドリュース影の内相は、スカイニュースに対し、アプリの使用を禁止するとともに、これまでにアプリで集められた個人情報をしっかり監視する必要があるとの考えを示した。また、これを最初の第一歩として、さらに徹底した調査を行う必要があると訴えた。

内務省は現在ソーシャルメディアプラットフォームについての調査を進めており、数週間以内に報告をまとめる見通しだ。ソーシャルメディアの見直しでは、特に政府関連の機器を対象としており、国内で幅広く使用を禁止することはないとみられる。

一方、ティックトック・オーストラリアは先に、アプリを政治的かけひきに利用すべきではないとの考えを示し、禁止を訴える動きをけん制した。

 

ソース:news.com.au-Push for TikTok to be banned for Australia’s government workers amid national security concerns

 

 

 

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