【ACT9日】 豪準備銀行(RBA)が政策金利を0.25ポイント引き上げたことを受け、国内大手銀行のうちナショナル・オーストラリア銀行(NAB)、ウエストパック銀行が9日、金利変動型住宅ローン金利の利率を引き上げると発表した。
NABは、新規および既存の顧客に対し、住宅ローン金利を3月21日より0.25%引き上げると発表した。ウエストパック銀行も3月21日から、同様の引き上げを行うとしている。財務比較サイトのレートシティによると、50万ドルの残金がある世帯では、月当たり77ドルの支払いが加算されることになる。2022年5月に初めての金利引き上げが実施されて以降では、月当たりの支払額が983ドルと42%増加した。
一方、NABは預金金利の引き上げも合わせて発表しており、リワードセーバー(Reward Saver)のボーナス金利を最大4.25%に、アイセーバー(iSaver)の初期金利および標準金利をそれぞれ4.25%と1.6%に引き上げた。ウエストパック銀行も同様に預金金利の引き上げを行っている。
今後の政策金利の引き上げについて、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)とNAB、ウエストパック銀行は、5月までに4.1%でピークに達すると予想しているが、コモンウェルス銀行は3.85%でピークを迎えると予想している。
ソース:news.com.au-Interest rates: NAB, Westpac first to increases mortgages by 0.25 per cent