【NSW12日】 25日のNSW州選挙を前に、保守連合政府は州内の子どもを対象とする住宅・教育用基金の設立を発表した。
シドニー南西部のリバプール・カソリック・クラブで12日、ペロテット州首相は「NSW州の10歳未満の子ども全員に将来のための基金口座を設ける」「子どもの将来の夢をかなえるための頭金だ」と発表した。
基金の使用は、住宅購入や大学費用返済(HECS)、大学の教科書購入など、住宅または教育に限られる。口座の開設は保護者が決め、子どもは18歳になるまで基金にアクセスできない。口座開設時に政府が400ドル支払い、以降は保護者が預金に貢献する。一家族につき年400ドルを上限に、保護者による貢献と同額を州政府が支払う。子どもが18歳になる時点で基金は最大4万9,000ドルに成長すると見積もられ、政府による支払いと複利も合計2万8,000ドルにもなる。
州野党労働党のムークヒー影の財務相は「援助を最も必要とする家庭は基金口座に預け入れる余裕がなく、受ける恩恵が最も少ない政策だ」と批判した。
ソース: news.com.au – NSW election 2023: All NSW kids to get future trust fund in major Coalition election promise