【ACT15日】　　　7月から電気料金がさらに上昇する見通しだ。

オーストラリア・エネルギー規制委員会（AER）は15日、7月1日からNSW州、SA州、QLD州南部で電気料金が最大で30パーセント上がると警告した。州・電力会社によって異なるものの、予め設定された平均使用量に基づく標準価格（DMO）は家庭が19.5～23.7パーセント、小規模事業は14.7～25.4パーセント上昇するとみられる。AERのクレア・サベージ会長は「著しい上昇だが、政府の介入がなかったら35～50パーセント上昇していた」と話す。また、DMAを下回る料金を提供する電力会社もあるとして、値段を比較するよう奨励する。

異なる電気料金上限を定めるVIC州も15日、7月1日からDMOが家庭は30パーセント、小規模事業は31パーセント上昇すると発表した。典型的な家庭の電気代は年1,403ドルから1,829ドルに、小規模事業も年5,620ドルからおよそ7,358ドルに上昇する。

社会サービス協議会（ACOSS）のカサンドラ・ゴールディー責任者は、「低所得者は切り詰めができない状態だ」「さらなる借金、電気切断、ホームレスになる人を懸念する」と述べ、5月の予算案で低所得者に対し最大2,000ドルの緊急支援を行うよう政府に求める。

ソース: news.com.au – Aussies to be slugged with higher energy prices from July 1