【VIC20日】 国内で、賃貸住宅不足問題が大きく取り上げられている。メルボルンに住むあるシングルマザーは、6年間で40回引っ越しを強いられた。
シャロン・ウエスティンさん(46)は、メルボルン南東部チャドストーンの3ベッドルームの賃貸住宅にティーンエイジャーの息子2人と暮らす。賃貸料金の高騰により、持ち家を購入できないでいる。
6年前に住んでいた賃貸住宅は、家主が子どもの結婚祝いにするとして立ち退きを強いられた。以来、今の家は40か所目になる。
週540ドルで7週間前に住み始めた現在の家は、すでに洪水被害を受け、配管も漏れ始めた。これまで家主が突然賃貸住宅の売却を決めたり、家賃を急に大きく引き上げられて引っ越しを度々強いられた経験から、「家の状態に不満があっても留まる他ない」とウエスティンさんは話す。過去に、2年の契約後わずか9カ月で立ち退きを通告されたり、居住中1年間にわたって売却用のオープンハウスに自宅を開放し続けさせられたこともあるという。
賃貸物件の供給は過去最低に下がっており、主要都市で賃貸物件に対する問い合わせは31パーセント以上増加した。メルボルンの一部で平均賃貸料金は、昨年の政策金利引き上げ以降週110ドル以上増加し、空き室率も2パーセントを切った。
ソース: news.com.au – Australian rental crisis: single mother Sharon Westin shares rental pain