【NSW22日】 1980年前後から2005年頃にかけて生まれたミレニアル世代は、高級品などの購入を控えるだけでは初めてのマイホームを購入できず、蓄えのある両親から援助を受ける人が増加していることが、シドニー大学のローレンス・トロイ博士が行った調査で明らかになった。
調査は、初めて住宅を購入する25~34歳を対象に行われた。これによると、約40%の人が住宅を購入するために両親や親族からの経済援助が必要と回答した。
トロイ博士によると、21年末まで行われた同調査は住宅価格が最高水準に達していた時期に実施され、シドニーではこの間、価格が25%上昇した住宅もあった。また、シドニーの平均的な住宅で頭金の20%が22万ドルに達することも分かった。
トロイ博士は、住宅を購入できたとしても、次には金利の上昇や生活費の高騰による圧力がかかってくるとして、「ゴールポストは常に動いている状況だ」と述べた。
ソース:news.com.au-Almost half of young home buyers turn to bank of mum and dad: study