【NSW30日】 動画アプリ「ティックトック(TikTok)」のオーストラリア・ニュージーランド社長のリー・ハンター氏は、安全保障上の問題があるとしてオーストラリア国内で同アプリを禁止する動きが活発化していることについて、「我々は中国ではない」と述べ、これを批判したことが分かった。
米国や英国、欧州やニュージーランドが政府関連の機器で同アプリの使用を禁止する動きをみせており、連邦政府はこれに続くべきか現在検討を進めている。
ハンター氏は、個人情報が脅威にさらされるという訴えを裏付ける「証拠がない」とし、ティックトックに関する懸念のほとんどが、このアプリを使用していない人たちによるものと訴えた。さらにティックトックは、アプリは安全に使用することが可能で、中国拠点の企業だからといって同社だけが標的となるべきではないと主張した。
一方、内務省は先にティックトックを含むソーシャルメディア・プラットフォームプライバシーと安全保障上のリスクに関する見直しを行い、提言を発表。アルバニージ政権はこれらの提言について検討を進めている。オニール内務相もまた、ティックトックの禁止について検討を行っているとする一方、この結果を公表する時期や閣議で提言について検討を行う時期については正式な期限を明言していない。
ソース:news.com.au-‘We are not China’: TikTok Australia boss hits back at critics