【QLD1日】 QLD州政府が進めている州内で過去最大規模となる地下鉄道プロジェクト、「クロス・リバー・レール(Cross River Rail)」の総工費が、当初の予算を9億6,000万ドル超過し、63億ドルに膨れ上がることが分かった。完工時期は予定から3か月遅れて2026年第1四半期になるとしている。
QLD州のベイリー交通相は、コスト高の影響で8億4,800万ドル、ローマ・ストリートに追加の用地買収に1億1,200万ドルの合計8億4,800万ドルが必要になるとした上で、「経済の向かい風が非常に強く、追加予算は避けられない」と述べた。また、「シドニー・メトロは60億ドルの予算オーバーだったが、われわれは10億ドルに満たない」と述べ、計画は上手く管理されていると強調した。
クロス・リバー・レールは、ダットン・パーク(Dutton Park)からボーウェン・ヒルズ(Bowen Hills)までの10.2キロメートルをつなぎ、ブリスベン・リバーとCBDの間に5.9キロメートルの地下トンネル2本が設置される予定となっている。当初のコスト予算は54億ドルだった。
ソース:news.com.au-Queensland government reveals Cross River Rail cost blowout of $960 million, now not due to open til 2026