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新型コロナ抗ウイルス薬 PBS対象を拡大

【ACT1日】   1日から、新型コロナ抗ウイルス薬の医薬品給付制度(PBS)利用対象が拡大された。国内でさらに16万人が対象になった。

1日から、60歳以上で新型コロナウイルスの症状が悪化するリスク要因が1つでもある人は、ファイザー社の経口抗ウイルス薬「パクスロビド」の処方を受けられる。これまでは60歳以上でリスク要因を2つ以上持つ人が対象だった。PBS対象でない場合は1,000ドル近い。

連邦のバトラー保健相は先月30日、「抗ウイルス薬の有効性は実証されている。症状悪化や入院、死亡率を著しく下げ、病院への負担を緩和する」と話した。対象者は事前にかかりつけ医(GP)と感染した際の対応法を決めておくよう奨励される。

ここ最近になって、新型コロナウイルスの感染数が増加し始めた。抗ウイルス薬の処方数もおよそ4割増え、高齢者介護施設の感染数もおよそ65パーセント増加した。

政府はテレビ、ソーシャルメディア、ビルボードを通して、新型コロナウイルスのワクチンを今年も追加接種するよう呼び掛ける。技術的諮問委員会(ATAGI)は2月、最後の感染またはワクチン接種から6か月経過した成人全員に、追加接種を受けるよう奨励した。これまでに国内で100万人以上が今年の追加接種を受けており、このうちおよそ7割が60歳以上だ。

ソース: abc.net.au – COVID-19 antiviral eligibility criteria have changed. Here’s who can get Paxlovid on the PBS

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