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利上げ終わりではない RBA総裁

【ACT5日】  オーストラリア準備銀行(RBA)のロウ総裁は5日、全国記者クラブで行ったスピーチの中で、政策金利の据え置きを決めたことについて、インフレ率の高さが続けばさらなる利上げもあるとして「終わりではない」と述べた。ロウ総裁は、将来の金利水準のカギを握る3つの要因として、世界経済の見通し、世帯支出の強度、物価や給与の動きを挙げ、「金利を据え置くとする今月の決定は、金利引き上げが終了したことを示唆するものではない」と述べた。
ロウ総裁はさらに、RBAの政策委員会は金融政策は時差を伴うもので、利上げの効果はまだ明確に表れていないと認識していると説明。また、経済情勢は非常に不透明であることも理解しているとした上で、委員会として今は利上げを据え置いて情報を収集する時期と判断したと述べた。
利上げについては、多くの人は歓迎しないが、国内の物価の安定を守るためには必要だとして、高いインフレ率に呼応して物価や給与が上昇すれば、利上げでこれに応じる必要性もまた大きくなると強調した。
RBAは、政策金利を10回連続で引き上げてきたが、今週行われた会合において3.6%で据え置くことを決めた。

 

ソース:news.com.au-Reserve Bank Governor makes dire cash rate prediction at National Press Club

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