【QLD5日】 国内の平均賃貸料金は第一四半期に2.5%上昇したことが、調査会社コアロジックの調べで明らかになった。賃貸市場は供給不足が深刻化しており、賃貸料金の上昇も加速している。
コアロジックによると、賃貸料金はQLD州ブリスベンで前期比1.8%上昇、一年間では12.3%上昇した。賃貸料金の中央値は599ドルと大幅な伸びとなった。QLD州のその他地域でも、賃貸料金は1.4%上昇し、中央値は週当たり574ドルとなった。
一方、空室率はブリスベンをはじめ、QLD州全体で記録的な低水準となっている。コアロジックのエコノミストのケイトリン・エジー氏によると、ブリスベンでは空室率が1.1%、QLD州地方部では1.3%となった。
査定プラットフォーム、プロップトラックのエコノミスト、ポール・ライアン氏は、「QLD州では賃貸物件が非常に少なく、賃料が急速に上昇している」と述べ、今年はブリスベンやQLD州全体で多くの世帯が経済的に困窮するとの見方を示した。また、大型住宅やシェアハウスへ入居し、空き部屋を貸し出すケースが増加しているようだ。
ソース:abc.net.au-New report reveals rent continues to rise across Queensland, with vacancy rates remaining near record lows