【ACT10日】 国内最大の薬局チェーン「ケミスト・ウェアハウス」のマリオ・タスコム取締役は、処方箋量の倍増や1回に購入できる薬の量の引き上げは医薬品不足につながると警告する。
一般開業医王立オーストラリア大学(RACGP)とオーストラリア医療協会(AMA)は、慢性疾患に使われる医薬品143種に関し、60日分投与と12か月分の処方箋を薬局で処方できるよう連邦政府に対し求めた。2018年に医薬品給付諮問委員会(PBAC)が推奨した同変更を、消費者保健フォーラム(CHF)も支持している。
小児神経科医のモニク・ライアン議員も、反復処方箋を得るための診療をなくし、かかりつけ医(GP)の負担を軽減するとして変更を支持した。
ケミスト・ウェアハウスのタスコム取締役は10日、「すでにサプライチェーンが混乱して複数の医薬品が不足するなか、普通薬も不足を招く」と3AWラジオで警告する。
国内の薬局組合ファーマシー・ギルドは、アルバニージー連邦首相を含むすべての連邦議員に対し、変更を行わないよう書面で要請した。代わりに、医薬品給付制度(PBS) の患者負担額の上限を現行の30ドルから19ドルに引き下げるよう求める。ケミスト・ウェアハウスはファーマシー・ギルドに属していない。
ソース: nsws.com.au – Chemist Warehouse director warns rule change could spark drug shortages