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赤ちゃんガメ タロンガ動物園で孵化後海に

【NSW10日】   先月末、NSW州中部沿岸部のシェリー・ビーチでアカウミガメの巣が発見された。シドニーのタロンガ動物園で孵化後、子ガメ93匹が海に帰された。

絶滅危惧種に指定されるアカウミガメは、主にQLD州南東部で確認され、国内で発見された巣では今回が最南端。発見時、134個の卵が生存能力があると考えられ、タロンガ動物園で生育された後に孵化し始めた。同動物園のラリー・ボーグルネスト獣医は「予想を超えて驚く成功率だ」と話した。

今年1月、シェリー・ビーチで母親ガメが海に戻るのを目撃した住民らが当局に連絡した。

子ガメを海に戻すイベントは、地元のダーキンジャング先住民土地議会(LALC)による煙の儀式から始まった。

子ガメの多くは外敵やプラスチックごみなどにより成体まで至らない。100匹中2~4匹が生き残るとされ、今回の孵化率は上出来だという。また、ウミガメは巣の温度で性別が決まることから、女性化の危機にあるアカウミガメにとって今回の人口孵化の重要性は高い。

向こう数日で、さらに子ガメおよそ20匹が海に戻される予定だ。

ソース: abc.net.au – Baby loggerhead turtles returned to Shelly Beach on Central Coast and released after hatching at Taronga

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