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パース暴走死亡事故 被告老齢で禁固免除

【NSW14日】  WA州パース地方裁判所は14日、2021年に起きた飲酒運転による暴走事故で、自動車を運転していた89歳の被告が健康上などの理由で禁固刑を免れる判断を下したことが分かった。

事故は、パースで開かれていた恒例行事のスカルプチャー・バイ・ザ・シーの展示会場で発生し、77歳の男性が背後から自動車にひかれて翌日死亡した。被告は、150ミリのワインを5杯、ウィスキー30ミリリットル、コーヒー、水2杯、パスタ一皿を運転するまでの6時間で摂取していたことが分かっている。

毒物専門学者は裁判所に対し、被告の血中アルコール濃度が事故の当時0.121%に達していたとの見方を示していた。被告自身も「酷く酔っていた」と当時の体調について説明していたもようだ。

パース地方裁判所のサム・ヴァン・ドンゲン裁判官は、被告が認知症、認識機能障害、変形性関節症などを発症していたことに配慮し、実際に禁固刑となっても、被告が必要な治療を受けたりすることは難しいとの見方を示した上で、今回の配慮は特別だと強調した。

 

ソース:abc.net.au-Drunk driver Hugh Campbell avoids jail after fatally striking pedestrian during Sculpture by the Sea exhibition

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