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電動アシスト自転車 充電時の事故相次ぐ

【NSW18日】   電動アシスト自転車の屋内での充電時の事故が多発しており、関係当局では利用者に注意喚起を促している。

 

最近発生した電動自転車充電時の火災事故は、シドニー北部郊外にあるバルガウラーで、充電中にバッテリーが爆発し、室内の3メートルにわたって破片が飛散した。

 

NSW州消防庁によると、事故当時に家にいた人々は無事外に避難をし、通報を受けた消防士がバッテリーは水の入ったバケツに入れたという。ヒューズ警部は「リチウム電池の充電は、屋外で行うようにして、電池や充電機器の状態と互換性を確認してから行うようにしてほしい」とし「特に冬に近づくため、信用性のあるブランドを使用することと、煙探知機や火災の避難プランが機能していることを確認するように」と訴えている。

 

その他にも、今年2月にはQLD州で、充電中の電動自転車のバッテリーから発生した火災で、母子が夜中に避難する事故が発生しており、3月にはシドニー東部のイーストガーデンズで、家のガレージで充電していた電気自転車のバッテリーが爆発して火災が発生した事故もあった。

 

また、WA州の消防・救急局(DFES)は、今年の1月から3月までに少なくとも10件の火災を報告しているが、いずれもリチウムイオン電池が発端となっている。

 

発火は、バッテリーバンクを構成する複数のセルの1つが過熱して破裂し、有毒で可燃性の高いガスが漏出、これが連鎖反応を起こして、最初に過熱したセルが隣のセルを過熱させ、最終的にガスがバッテリー筐体から噴出し、排出されることで発生する。

 

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、昨年12月に電池に関する問題文書を発表、協議を行っており、年内に報告書を発表する予定。

 

ソース: news.com.au - Family forced to flee in another e-bike battery blaze

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