【WA18日】 10数年ぶりの皆既日食を目前に控え、およそ3,000人がWA州のある観光都市に押し寄せている。WA州のピルバラ・コーストにあるニンガルー・リーフが、今月20日に月が地球と太陽の間を横切る現象を見る国内でベストなスポットだという。
近隣のエクスマス商工会議所では、日食観察用メガネを約2万個購入し、日食現象を観察したい人には、直視で見ないように呼びかけている。また、同商工会は、20日の天体ショーを前に、国内外から集まる推定3,000人の天体観測者用に、町から30キロ離れた場所に展望台を建設した。
また、日食イベントに先立ち、州政府は「このイベントは、同州の天体観測、天文学、天体写真の提供を世界にアピールする絶好の機会。日食期間だけでなく、この州を多くの人たちが訪問して、魅力を堪能してくれることを期待している」とし、ニンガルー・リーフ全域施設をアップグレードするために2,200万ドルのパッケージを確保している。
太陽が月によって完全に遮られる日食は、20日午前11時29分(オーストラリア西部標準時)に起こる予定で、エクスマス周辺では、約62秒間の日食の全貌を体験することができる。
国内で最後に皆既日食が見られたのは、2012年11月のNSW州とSA州、WA州で最後に見られたのは1974年6月だった。
ソース: news.com.au – Thousands flock to nation’s best eclipse viewing spot