【NSW19日】 カジノ運営企業のスター・エンターテインメント・グループは19日、コスト削減のため職員500人を解雇すると発表した。さらに、ボーナスのカット、一部職員を対象に昇給の凍結を行うことも明らかにした。NSW州シドニーとQLD州ゴールドコーストで運営するカジノの業績が急激に悪化しているという。
スターは現在、グループの収益状況が“前代未聞の低水準”であるとしており、状況がこのまま変わらなければ、年間収益は2億8,000万ドルから3億1,000万ドルの範囲まで落ち込むとの見方を示した。今年2月に発表した半期決算では、収益予想を3億3,000から3億6,000万ドルとしていた。この発表を受けて、同社の株価は11%低下した。
スターは声明の中で、500人を解雇する理由として、「運営上の規制や消費者自身の消費行動が弱まったことなどが複合的に影響を及ぼしている」と説明した。ただ、リスクマネジメントや業務改善に携わる職員は対象外としている。
ソース:news.com.au-Star Casino to fire 500 staff amid $100m in cost cutting as shares plunge by 11%