【ACT3日】 アルバニージ政権が55歳以上を対象とした生活費支援策を新たに導入することが明らかになったことを受け、若者層から生活苦に年齢は関係ないと不満の声が上がっていることが分かった。政府は新たな支援策として、55歳以上を対象に失業給付金「ジョブシーカー」の給付額を現在の一日当たり50ドルから引き上げるとしている。
ジョブシーカーの給付額の増額は55歳以上の20万人以上の受給者からは歓迎されるとみられるが、これに該当しない68万人以上に対する支援策は今のところ示されておらず、不満の声が上がっている。
ガーディアン紙のエイミー・レメイキス氏は、「支給額が低すぎるなら、それは誰にとっても低すぎるということだ」と述べ、不公平感を指摘。ネットニュース配信のクライキー(Crikey)のカメロン・ウィルソン氏は、不透明な住宅市場、高齢者や富裕層に合わせた税制度、高額の教育ローン、進まない気候変動対策などを挙げ、若者たちが爆発するのも時間の問題との見方を示した。
一方、アルバニージ首相は、来週発表となる予算案について、「生活に困窮している人たちがいることは念頭に置いており、この他にも幅広い政策が盛り込まれる」と述べ、世界的なインフレに打ち勝つと同時に、国民に安心を与えるために出来ることを行っていくと説明した。
ソース:news.com.au-Young Australians furious at planned welfare help for over-55s
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