【NSW11日】 NSW州では今月15日から、合併症などをともなわない女性の単純性尿路感染症(UTI)について、薬局で無料診察を行えるようになる。通常20ドルかかる診察料は政府が負担し、治療に必要となる医薬品の料金は患者が負担する。
診察の試験実施は、GP(一般開業医)や初期治療サービスの負担を軽減するのが狙いだ。第一段階として、NSW州内の約100か所の薬局で実施される。その後、今年7月に1,000か所が追加される見通しだ。また、7月からは経口避妊薬(ピル)についても同様に薬局での処方を試験的に開始する。
NSW州のパーク保健相は、これらの試験実施を行う薬局が州内全体に広がるように努力するとし、「地方部の保健医療にも注力することを決めている身として、試験実施が都市部に暮らす女性だけでなく、州の隅々まで行き届くようにしたい」と述べた。
さらに、18歳~35歳の女性は条件が満たされる人を対象に経口避妊薬(ピル)を入手することも可能となる。対象となるのは、避妊だけを目的としたピルを服用している人や、GPによる低用量ピルを処方されている人などとなっている。
ソース:news.com.au-100 NSW pharmacies to be able to treat uncomplicated UTIs from Monday