【ACT15日】 有害な消火剤によって国内7か所の地下水面が汚染されたことに対する集団訴訟で、連邦政府は賠償金1憶3,200万ドル超を支払うと合意した。今後、連邦裁判所の承認を待つ。
NSW州ワガワガおよびリッチモンド、VIC州ウォドンナ、NT準州ダーウィン、QLD州タウンズビル、SA州エディンバーグ、WA州バルズブルックで、ピーファス(PFAS)と呼ばれる有機フッ素化合物が地下水を汚染したとわかった。PFASは4,700種以上の化合物からなり、分解せずに土壌や水、人体の中にも蓄積する。
賠償金1億3,270万ドルは3万の原告間で分けられる。アルバニージー連邦首相は、示談はドレイファス法務長官に委ねるとしつつ、「影響を受けた国民の健康を酷く懸念する」と述べた。支払いによって、責任の所在が国にあると承認するわけではない。
8か所目となるNSW州ウレック・ベイも、今月29日に別の集団訴訟を予定する。
政府は2021年、国防軍によるPFAS汚染を受けて、NT準州キャサリン、QLD州オークリー、NSW州ウィリアムズタウンの住民にも賠償金2憶1,250ドルを支払った。
ソース: news.com.au -Federal Government settles $132.7m PFAS contamination case