【NSW18日】 NSW州中西部ダボ(Dubbo)で今月8日、停電で生命維持のための酸素供給機器が停止したことが原因で、80歳の女性が死亡していたことが分かった。近所に住んでいた息子が事故に気付き駆け付けたが、間に合わなかったという。
死亡したグロリア・シアさんの息子のブライアンさんは、就寝中に停電が発生したため、すぐに停電と気づかなかったと説明。ブライアンさんの孫息子が電話をかけてきたことで停電に気づき、母親の家へかけつけたところ、グロリアさんがベッド横の引き出しの上に倒れていたという。
ブライアンさんは、停電が昼間に起きていれば、グロリアさん自身も手遅れになる前に酸素供給が停止したことに気づいていたかもしれないと指摘。電力会社に対し、同じように生命維持のために電機器具に生命維持を使用している患者たちを守る努力をして欲しいと訴えた。
一方、同地域に電力を供給しているエッセンシャル・エナジーは、グロリアさんの家族に対し、停電は午前5時07分から午前5時45分まで続いたと説明。これについて家族からは、テキストメッセージなどで停電が発生したことについて知らされていれば、グロリアさんを救えたかもしれないとの声が上がっている。
ソース:news.com.au-Family calls for change after mum’s life support cut out during unexpected blackout