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豪人男性 エベレストでチャリティー登頂後に死亡

【ACT22日】   世界最高峰のエベレストをチャリティー登頂後、オーストラリア人男性が死亡した。エベレストで今シーズン10人目の死亡だ。

SA州出身のジェイソン・バーナード・ケニソンさん(40)は19日、山頂で呼びかけに反応しなくなり、すぐ下のバルコニーと呼ばれる雪棚に降ろされた。酸素ボンベが尽きたため、一団は最終キャンプであるキャンプ4まで下山し、ボンベを持って再登山してケニソンさんを救出する計画だったが、強風と悪天候によりケニソンさんはバルコニーで死亡した。

ケニソンさんは2006年の交通事故後、再び歩くことや以前のように腕を使う可能性が低いと考えられたが、数年のリハビリを経て再び歩けるようになった。その後、SA州とQLD州の鉱区で勤務し、キルギスタンとラオスでコーチングも始めた。手足の機能が戻り始めるまで1年ほど欝とも闘った。

数年後には脊髄神経損傷も患ったが、国内の脊髄損傷団体への募金のため登山を計画した。募金ページには「脊髄損傷後に再び歩けるようになり、エベレスト登頂を計画しています。募金をお願いします」と書かれている。また、死亡の9日前には悪天候を理由に「ベースキャンプまでの登山も困難」と綴っている。

エベレストは毎春の登山シーズンに平均5人が命を落とす。2019年は11人が死亡した。

ネパールの観光局によると、今シーズン中すでに450人近くがエベレストに上った。料金1万1,000ドルの登山許可証を外国人登山客478人に発行しており、登山者の多くがガイドを必要とすることから、6月初旬までのシーズン中900人以上が登頂を目指すとみられる。

ソース: news.com.au – Australian man died while hiking Mount Everest

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