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全国の地方部で求人件数急増 医療などで

【QLD24日】  オーストラリアでは、一般開業医(GP)などを中心に、全国的に地方部での求人件数が急増していることが、オーストラリア地方部研究所(RAI)による最新報告で明らかになった。昨年末の時点で、地方部の求人件数の伸びは都市部の3倍となっており、医療関係の求人が最大だった。

全国の地方部でGPとして15年間の勤務経験があるマイケル・ムバオグ氏は、現在の勤務地であるQLD州マウント・アイザのクリニックでも、GPを確保するのは不可能に近いとし、「過去10年間でこれほど不足が深刻な状況となったのはこれが初めて」と述べた。

報告によると、昨年末の時点で医師や看護師の求人件数は6,100件以上となり、2017年から200%近く上昇した。RAIのリズ・リッチーCEOは、医療やチャイルドケアの求人件数の多さは、地方部の住みやすさや都市としての成長に大きな影響を及ぼしていると見解を述べた。

さらに、NSW州ハンター地区の商工会議所のボブ・ホウズCEOは、地方部の人出不足は資格や訓練の問題だけではないと指摘。住宅問題や政府による移民政策など、要因は様々でこれらの見直しが必要との見方を示した。

 

ソース:news.com.au-Regional Australia Institute report highlights job vacancy crisis, communities missing out on growth

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