【NSW27日】 シドニー中央業務地区(CBD)で25日に発生したビル火災で、26日までに13歳の少年2人がそれぞれ別の警察署に出頭したことが分かった。火災について何らかの事情を知っているとみて、警察が取り調べを行っている。
NSW州警察は、火災発生当時ビルの中に3~4人の若者がいたことを把握しており、保護者と共に出頭し、「自分の知っていること」を話して欲しいと呼びかけた。さらに警察は、ビルの中で最大15人が寝泊まりしていたことを確認しており、全員無事が確認されたもようだ。
火災の原因については調査が進められているところで、今のところ告発行われていない。
一方、火災が発生したビルの隣のビルに勤務する男性は、数人の生徒が走って逃げる際、ビルの中にいる友人に逃げるよう叫んでいたのを目撃している。NSW州火災・救助の広報担当者は、ビルの中に取り残された人がいれば「悲劇」だとし、「行方が分からない人がいれば調査を行うが、危険なためまだ建物の中に入ることが出来ない」と説明した。
火災が発生した7階建てのビルは4,000万ドル規模の再開発が行われる予定となっていたが、見通しが立たない状況となっている。今後、ビルの取り壊しが行われるとみられるが、専門家からは建物の古さから判断してアスベストが使われているのはほぼ確実で、慎重に行う必要があると指摘している。
ソース:news.com.au-Two teens in custody after horror Sydney fire