【ACT1日】 連邦政府のエド・ヒューシック産業相は1日、責任のある安全な人工知能(AI)活用のため、規制強化を図っていく考えを明らかにした。今後、諮問機関による協議を行い、必要と判断された場合には顔認証技術や他のリスクが高いと考えられるAI技術の取り締まりを強化するとしている。
ヒューシック産業相は、AIには大きな利点がある一方、防がなければならないリスクもあると指摘。国内においても、「技術が先走っているのではないか」と心配する声があるとして、自主的に規制していく選択はないと強調した。
さらにヒューシック産業相はAI活用の規制について、連邦政府はすでに法律や道筋があるとした上で、「問題はこれが十分なものかどうかだ」と述べた。また、既存の規制や連邦政府の対応について見直し、不足を探るとともに、諸外国との格差を埋めていきたいとしている。
また、AI安全センターは今週、企業役員や学識経験者による声明を発表し、テクノロジーも感染症のパンデミック(世界的流行)や核戦争と同じように社会的リスクとしてとらえ、優先課題と捉えるべきだと訴えた。
ソース:news.com.au-‘High risk’: Industry Minister Ed Husic announces plans to ramp up AI regulation