【NSW2日】 NSW州ライド選挙区から今年3月に選出されたジョーダン・レーン自由党議員が、州内の教育制度を現代社会に合わせたものに改革すべきとした上で、生徒が学校に居残る時間を午後6時まで延長すべきとの考えを示したことが分かった。過去にも同様の提案は行われており、賛否を呼ぶ議論となっている。
レーン議員は、現在の教育制度は1950年代に制定されたものとし、2050年代も同様であると考えるのは茶番と強調。専業主婦の母親が子供を学校へ迎えに行くという性差別的な昔の習慣が背景だとして、下校時刻を6時に延長し仕事を持つ保護者の負担を軽減すべきと訴えた。
NSW州議会ではペロテ前州首相が同様の提案をしており、2022年の3学期と4学期に9校で試験事業を実施した。同前首相は昨年2月、「個人の見解として、現行の午前9時~午後3時の授業時間では上手くいかない」と述べ、議論を呼んだ。
レーン議員は、放課後の活動としてコーディングやアート、音楽、スポーツ、外国語クラスなどを行うことも可能と提案し、改革が実現すれば保護者は働き方にも柔軟性が加わり、雇用が促進されれば家計負担の軽減につながるとしている。
ソース:news.com.au-MP calls for school hours to be extended to 6pm
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