【ACT6日】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は6日、政策金利を0.25パーセント増の4.1パーセントに引き上げると決定した。2012年4月以降最も高い利率だ。
RBAのロウ総裁は、「インフレはピークを過ぎたが、現在の7パーセントは依然として目標の2~3パーセントを大きく上回る」と述べた。また、多くの国民が財政的苦境に立たされていると理解を示したうえで、「住宅価格は再上昇し、著しい蓄えがある世帯もある。世帯支出は非常に不確かだ」と加えた。
金融比較サイトの「RateCity」によると、50万ドルの住宅ローンで月76ドル、75万ドルのローンで月114ドルそれぞれ返済が増加する。
発表後、連邦のチャルマーズ財務相は「多くの国民にとってさらなる金利引き上げは理解しがたく、受け入れも困難だろう」と話した。また、今回の決定が連邦予算案で発表された最低賃金引き上げを受けた結果かと聞かれ、「RBAは、賃金と物価の連鎖上昇はないと考え、予算案と関係ないと断言している」と訴えた。
ソース:news.com.au – RBA board considering further rate hikes as cash rate hits 11-year-high