【NSW12日】 国内で住宅危機が落ち着く兆しが一向に見えない中、シドニーで寝室を共用する“ルームシェア”の賃貸物件が広告に出された。
12回目の金利引き上げ直前の先月末、連邦準備銀行(RBA)のロウ総裁は「一つの住宅に住む人数を増やす必要がある」「倹約の解決策として同居人を迎えること」と述べた。同氏のコメントは批判を浴びたが、案外間違っていないようだ。
先週末、シドニー中心のセントラル駅とブロードウェイショッピングセンター近くの一室が週170ドルで広告に出された。破格だが、問題は他2人と寝室を共用することだ。ベッド1台は空いており、残る2台は17日から空くという。シドニー中西部のシングルベッド2台が入った寝室も、1人週160ドルで広告に出された。
4月の全国の空き室率は1.2パーセントと過去数年で最も厳しい状況だ。シドニーは1.4パーセント。
今年2月には、シドニーで裏庭のブリキ製小屋が賃貸物件として月1,000ドルで広告に出された。さらに4月には、テント用に裏庭の芝生が広告に出された。
ソース: news.com.au – Sydney rental advertisement sparks outrage as three people to share one bedroom amid crisis