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バイロン・ベイ市 短期滞在期限を年間60日に

【NSW14日】  NSW州バイロン・ベイ市のマイケル・ライオン市長は14日、2024年6月までに同市内の宿泊施設の滞在期間を一年間で最大60日とする計画を発表した。市長は、同市は観光地として人気を集める一方で、短期賃貸が地元の賃貸市場に悪影響を及ぼしていると懸念を述べた。

バイロン・ベイ市では、短期賃貸による収益が2022年に1億8,900万ドルに達した一方、長期賃貸物件の不足により、地元企業が労働者の居住施設を確保するのに苦労し、雇用に支障が出る事態となっていた。ライオン市長は、「正直なところ、もう我々には観光は必要ない」と述べ、地元のすべての業界が必要としているのは労働者の住居だと訴えた。

ライオン市長は、NSW州計画省に計画を提出するため、すでに法律専門家らと計画の最終調整を進めていると説明している。

バイロン・ベイ市では、観光ブームに加え2022年の洪水災害が重なり、賃貸の平均空室率は0.5%~3.5%まで低下していたが、現在稼働中の短期ホリデー用賃貸物件は1,429軒と、全住宅1万6,996軒の8.4%を占めている。ライオン市長は理想としてこれを5%まで引き下げたいとしている。

 

ソース:news.com.au-Byron Bay Shire chases 60-day cap for holiday rentals in effort to solve housing crisis

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