【VIC16日】 オーストラリアで週4日勤務を試験的に実施した会社の多くが、そのまま体制を維持するなど大きな成功を収めていることが、VIC州のスウィンバーン工科大学による調査で明らかになった。週4日勤務についての評価は、平均点が10点中の9.25と極めて高い水準となっている。
調査は、給与100%、勤務時間80%、生産性100%を目指す「100:80:100」モデルを試験的に実施した10社を対象に行った。各社のシニアマネージャーにインタビューを行った結果、週4日勤務に移行した後、全体の70%は生産性が向上し、30%は移行前と同じだったと回答した。
スウィンバーン工科大学のジョン・ホプキンス助教授は、柔軟な働き方の調査を過去10年間行ってきた中で、このようにポジティブな結果は初めてと驚きを示した。さらに、「調査に参加した人たちが、(週4日勤務が)会社にとってどれほど素晴らしいか述べるとともに、その素晴らしさを他の人たちとシェアしたいと感じている」と述べた。
さらに、4日勤務を導入後は病気による欠勤の日数が減少し、従業員の確保や雇用も向上した。従業員たちは、家族と過ごす時間や趣味の時間が増え、運動やセルフケアのために使う時間が増えたもようだ。
ソース:abc.net.au-Australian companies that trialled four-day work week haven’t looked back, report finds