【ACT20日】 通信大手のテルストラが行った調査によると、国民の8割近くがインターネット上の複数のアカウントで同じパスワードを使っている。ペットの名前や好きなスポーツチームの名前を使う人が多く、パスワードが容易にわかりやすいと警告される。
テルストラによると、国民の20パーセントがペットの名前をパスワードに使い、13パーセントは“password” や “123456”など汎語を使っている。男性はこの傾向が2倍高い。誕生日やひいきのスポーツチームもパスワードによく使われる。
さらに、Z世代の23パーセント、ミレニアル世代の21パーセントはパスワードのセキュリティ管理を行っていない。
テルストラはキャンペーン「Be SUSS」を立ち上げて、ソフトウェアのアップデート、パスワードの強化、本人確認のための要素を複数要求する多要素認証(MFA)の導入などを奨励する。MFAをオンにすると、ウェブサイトやアカウントにログインする際に複数の本人認証法を必要とする。しばしばブラウザに内蔵されるパスワード管理アプリも、より複雑なパスワードを設定するよう促す。
国内で140万人が10個以上のアカウントまたはデバイスで同じパスワードを使っている。テルストラでサイバーセキュリティを扱うダレン・ポウリさんは「珍しく覚えやすいパスワードが良い。大文字や特殊文字を複数入れるように」とアドバイスする。また、紙に書いたパスワードを家の外に持ち出したり、信用できない人物とパスワードを共有しないよう警告する。
ソース: news.com.au -Research reveals pets and sports teams among most easily guessed passwords