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万引き件数が2年で38%増加 NSW

【NSW22日】  NSW州犯罪統計研究当局(BOCSAR)によると、州内の小売店で発生した万引き件数が過去2年間で約38%と急増し、新型コロナのパンデミック前の2019年とほぼ同じ水準に戻ったことが分かった。パンデミック中はロックダウン(都市封鎖)を受けて、万引き件数は急減していた。

NSW州では今年3月までの1年間で通報された万引き件数が2万4,000件以上と急増している。ただ、5年前の水準をわずかに下回った。

ワガワガで小売店を営むミシェル・フィリップさんは、万引き件数は確実に急増しているとした上で、「中には店内の防犯カメラを見つた上で、気にせず商品を自分のパンツに滑り込ませ、気にする様子も見せないこともある」と話した。

フィリップさんによると、万引きは鉛筆1本といった小さなものから、買い物用カートいっぱいの500ドル相当の室内装飾品まで様々で、回数も一日に複数回としている。ただ、万引きで逮捕される人はほとんどいないという。

シドニー大都市圏で人口に対する万引きの発生率が最大となっているのはシティ、インナーサウス地区、西部の各市、ブラックタウンとなっている。

 

ソース:abc.net.au-Shoplifting up 38 per cent, returns to pre-pandemic levels in NSW, data reveals

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