【ACT28日】 5月までの1年で、国内のインフレ率は5.6パーセントと大きく下がった。エコノミストや連邦準備銀行(RBA)が望む水準よりまだまだ高いが、経済回復の兆しに希望が持てそうだ。
直近の消費者物価指数(CPI)によると、物価上昇が顕著なのは住宅(8.4パーセント)、食料品(7.9パーセント)、住宅設備およびサービス(6パーセント)だ。賃貸価格は5月までの12か月で6.3パーセント上昇した。
価格が変動しやすい旅行や燃料、野菜果物などを除いた基調的インフレも、5月は6.4パーセント(前月は6.5パーセント)に下がった。高インフレの主な要因として、ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受ける電力価格がある。電力価格は過去12か月で14.1パーセント上昇しており、今月さらに上がる予想だ。
オーストラリア統計局(ABS)で価格統計を担当するミシェル・マルクワルトさんは、「5.6パーセントのインフレは昨年4月以降最も小さい上昇」と話す。
ソース: news.com.au – Latest inflation figures reveal 5.6 per cent increase in last 12 months