【QLD29日】 QLD州のパラシェイ州首相は28日、同首相が2032年に実施されるオリンピック大会を前に、州都ブリスベンを同じ意味を持つ先住民アボリジニの言葉である「ミーンジン(Meanjin)」に改名しようとしているとの噂について、「まったくのナンセンス」と一蹴したことが分かった。
パラシェイ首相は同日、4BCのラジオ番組に出演。司会のピーター・グリーソン氏が、パラシェイ政権が首都名の改名のため裏で動いており、ジョージ・ストリートやクイーン・ストリート、アン・ストリートなども改名が検討されているようだと述べた。また、シティー・ホールの外にあるジョージ5世の銅像も撤去されるかもしれないようだと問いかけた。
QLD州政府は今月初め、世界遺産登録されている同州のフレイザー島を先住民の言葉である「ガリ(K’gari)」へ変更。パラシェイ首相は、「このような小さな一歩が過去の過ちを変えることはできないが、州民が互いを敬い信頼できる未来の構築につながっていく」と述べた。
さらに、ブリスベン・オリンピック運営委員会のリベリス会長が昨年、同大会は先住民族の文化を融合していくきっかけになると話していた。
一方、極右政党ワンネーション党のハンソン党首は、州都の改名について「狂気の沙汰」で「ばかげている」と批判するなど、賛否について議論が高まっていた。
ソース:news.com.au-Annastacia Palaszczuk says reports Brisbane may be renamed to Indigenous equivalent ‘absolute nonsense’