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コールズ販売のケシの実回収 32人に症状

【NSW1日】  NSW州保健省は6月31日、小売大手コールズが販売したケシの実について、有害物質による汚染の可能性があり、食品としての基準を満たしていないとして、回収すると発表した。対象となる商品は2022年11月に一度回収されたが、何らかの手違いにより再び流通網に乗り、店頭に並んだとみられる。

当局によると、回収対象となるのはバスフーズ(Basfoods)のロイヤル・フィールズ・ポピー・シーズ(Royal Fields Poppy Seeds)で、消費期限が2024年6月25日以前のもの。対象商品を購入した場合、廃棄するか購入した店に返品した上で全額返金を受けるようアドバイスしている。

また、保険省によると、昨年からこれまでに同商品を食べた32人に中毒症状がみられたという。昨年回収を行った際には、オピオイド系アルカロイドの一種であるテバイン(thebaine)が検出されたと説明していた。

汚染されたケシの実を食べて中毒症状が出た人のうち、少なくとも一人は心肺停止に陥ったほか、複数の人が集中治療室で治療を受けたことが分かっている。メルボルン在住の男性アンディー・ジョーダンさんは、ケシの実を飲み物に混ぜて飲んだ後、5分以内に中毒症状が現れたという。ジョーダンさんは、「筋肉が痙攣し始めて、10分ほどの間は自分は死ぬんだと思った」と話した。

 

ソース:news.com.au-Coles poppy seeds recalled over ‘poisoning’ fears

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