【ACT5日】 オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は5日、国内の主要都市で駐車場を経営する国際企業、セキュア・パーキング(Secure Parking)に対し、過去5年間にわたって駐車場予約「セキュア・ア・スポット(Secure-a-Spot)」サービスで不正行為を行ったとして、裁判所に控訴する方針を明らかにした。
ACCCによると、セキュア・パーキングは2017年から2022年まで、指定した日に特定の駐車スペースを確保することが可能とうたう一方、多くの利用客が予約が取れていなかった上に、駐車場が満車で駐車できないケースがあったという。
ACCCのコミッショナーのリザ・カーバー氏は、セキュア・パーキングは事前予約すれば駐車スペースを必ず確保できると誤解を招いたと批判。「提供していないサービスをあたかも提供しているように見せかけた」と述べ、予定に遅れたり参加できなかったという苦情が多く寄せられたとして、控訴に踏み切ったと説明した。
セキュア・パーキングによる同サービスは、シドニー、ブリスベン、パース、アデレード、ホバートの104の駐車場で提供されていた。
ソース:news.com.au-Major car park company Secure Parking accused of lying