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子どものインフル感染急増 休み中に接種を

【NSW6日】  NSW州のケリー・チャント主席医務官は6日、インフルエンザの感染から病状が重症化し、集中治療室(ER)で治療を受ける16歳以下の子どもが急増しているとして、保護者に対し子どもへのワクチン接種をあらためて呼びかけた。

報告によると、7月2日までの一週間でインフルエンザのような症状でERへ搬送された人の割合は37%増加し、このうち16歳以下の子どもは半数以上となる54%だったことが分かった。また、入院患者の割合も30%増加し、このうち40%を子どもが占めた。

チャント主席医務官は、この冬はインフルエンザBが猛威をふるっているとし、特に就学年齢の子どもへの感染が増加していると警告。健康な子どもでも重症化する場合もあり、肺炎や脳炎、心臓や腎臓、筋肉に深刻な影響を及ぼすこともあると注意を促した。

NSW州では、生後6か月から5歳までの子どもは無料でインフルエンザの予防接種を受けることが出来る。統計によると5歳以下の子どもの4人中3人、就学年齢の子どもでは8人中7人がインフルエンザの予防接種を受けていないことが分かっている。

 

ソース:news.com.au-NSW CHO Kerry Chant urges parents to vaccinate their kids after flu ER admissions spike

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