【NSW7日】 NSW州シドニー郊外のフェアフィールド(Fairfield)では、賃貸住まいの世帯の約半数となる48.2%が収入の約半分を家賃の支払いに費やしていることが、ホームレスネスNSWによる調べで明らかになった。
家賃コストが収入に占める割合はバイロン(Byron)で47.9%、トゥイード(Tweed)で45.4%など、いずれも収入の半分近くに達した。シドニー近郊では、カンタベリー・バンクスタウン(Canterbury-Bankstown)で42.4%、リバプールで40.9%と高い水準となっている。
統計によると22年1月から今年5月までの間に、シドニーLGA(ローカル・ガバメント・エリア)における、週当たりの家賃中央値が599ドルから713ドルと114ドル上昇し、特に今年3月から5月の2か月だけで56ドルと大幅に上昇した。
一方、ホームレスの割合はオラナ(Orana)地方のウォルゲット(Walgett)が最も高く、1万人中285.6人だった。次いでシドニーが170人、バーウッド(Burwood)が160.6人と続いている。
ホームレスネスNSWのホーンズCEOは、統計から、公営住宅が最も必要な地域やホームレスが増加するリスクを抱えた地域を特定できるとし、「安全な住居と支援を確実なものとするため、政府とコミュニティ、企業が一丸となって取り組む必要がある」と話した。
ソース:news.com.au-1 in 2 households in Fairfield LGA face rental stress, Homelessness NSW data shows