【ACT11日】 国内で、鶏舎内で育てられる鶏の卵(ケージド・エッグ)を2046年までに段階的に廃止すると推奨されている。これを2036年に10年前倒しするかどうか、今週決定する可能性がある。
国内の農業相らは13日、卵業界の将来について協議する。連邦・各州地域ともに現在推奨される2046年のケージド・エッグ廃止に合意するとみられるが、廃止が早まれば価格の急上昇とともに大規模な卵不足が懸念される。
廃止を早めたニュージーランドでは6個入り卵が7ドルで販売される地域もあるなど、価格の高騰ともに広く卵不足を引き起こした。
国内の支持団体は、食料品価格の高騰によって多くの家庭が困窮を強いられる中、通常は手頃な価格のたんぱく源である卵にも手が届かなくなる恐れがあるとして、タイミングを懸念する。卵生産農家らも、前倒しは必要な施設の設立・費用完済に十分な時間がないと懸念する。
動物愛護運動家らは、欧州は2012年に廃止したとして長年にわたってケージド・エッグの廃止を呼び掛けてきた。
ケージド・エッグは国内で販売される卵の31パーセントを占める。最も人気の放し飼い(フリー・レンジ)は56パーセント、屋内の放し飼い(バーン・レイド)は10パーセント、スペシャルティの卵が2パーセント。ケージ・フリーとバーン・レイドは同じとされる。
スーパーマーケット大手のコールズとウールワースは、2025年までにケージド・エッグの販売を終了すると決定している。
ソース: news.com.au – Massive decision to be made this week on phasing out cage eggs