【VIC16日】 VIC州政府は、ポーカーマシン(スロット)による危害を最小限にする目的で、1回の賭け金額を小さくしてスロットの回転スピードを遅くするなど大幅な改革を行う。
同州で毎年、平均33万人がギャンブルに関連する危害を被っており、年間損失額は70憶ドルに上る。
来年からゲーム機1台に投入する上限は現在の1,000ドルから100ドルに大幅減少される。新台のすべてで、スロットの回転スピードも3秒かけてゆっくりとなる。
トライアルを行うメルボルンのクラウン・カジノでは、今年末からカードのみをゲーム機で受けつける。賭け金として投入された金額の行方も、マネーロンダリング(不正資金浄化)を防ぐ目的で追跡される。
さらに来年半ばまでに、カジノを除き、ゲーム機が置かれる全エリアを午前4時から10時まで閉鎖する。営業時間を調整し、場所を移動してギャンブルし続けられないようにする。
アンドリュース州首相は「ギャンブルによる危害防止、マネーロンダリング対策として国内で最高レベルだ」と話した。ホーン州賭博相も「ギャンブルで失うのは財産だけでない。パートナーや仕事、健康な生活状態も失う」と加えた。
ソース: news.com.au – Dan Andrews announces sweeping gambling reforms to curb harm