【VIC17日】 海外からメルボルン空港に到着後、ブリスベン空港に移動した旅行者のはしか感染が明らかになった。両空港で警告が発令された。
はしかに感染した旅行者は今月2日、カンタス航空QF40便でインドネシア・ジャカルタからメルボルンに到着後、3日午前9時50分発のQF610便でブリスベンに向かった。
旅行者は3日午前6時20分から9時50分にかけて、メルボルン空港のT2国際線ターミナルとカンタス航空のT1国内線ターミナルを移動している。VIC州保健局は同時間帯に空港にいた人に対し、21日まで症状に注意するよう呼び掛けた。はしかの症状は通常、感染後7~18日に発症する。
QLD州政府も、3日正午から午後1時にブリスベン空港国内線に居合わせた人を対象に警告を発令した。さらに、この旅行者が同日午後訪れたブリスベンとレッドクリフ内の複数の場所・店舗を州保健局のウェブサイトで発表した。これらの場所を訪問後に症状が出た場合は、マスクをし、事前に連絡したうえで医療機関を訪問するよう求められる。
はしかは非常に感染力が強く、小さな子どもや免疫が低い人は重症化のリスクが高い。症状は発熱、咳、結膜炎および発疹。最初の症状が出てから3~4日後に顔に平らで盛り上がった発疹が出て、その後身体全体に広がる。
QLD州保健局は、1996年以降生まれでMMR(はしか・おたふく風邪・風疹)ワクチンの記録がない人、またははしかに感染した記録のない人はワクチンを受けるよう奨励する。
ソース: news.com.au – Measles alert issued for Melbourne and Brisbane