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26年コモンウェルス大会 豪開催見送りか

【VIC18日】   VIC州政府は、2026年に同州で開催予定のコモンウェルスゲームズをキャンセルすると発表した。他州・地域から代わって開催する意向は出ていない。

VIC州のアンドリュース首相は、予想費用が当初の26憶ドルから70憶ドルに膨れ上がったとして、「実現可能でない」と話した。州野党自由党のペスト党首は州政府の決定を「屈辱的で、州地方部に対する裏切り」と批判したが、アンドリュース首相は大会予算を地方の住宅プロジェクトやスポーツ施設に充てるとする。

NSW州のミンズ首相は「異例の規模の負債を抱えており、大きなプロジェクトにコミットできない」「学校と病院が優先」と開催を否定。これに対し、州野党自由党のスピークマン党首は「機会を逃すな」「パラマタとムーア・パークの新スタジアム、アップグレードされたシドニー・オリンピックパーク・ショーグランドなどシドニーは開催地にふさわしい」と州政府に開催の検討を促した。

WA州では、パースのゼンピラス市長がすぐさまに「こんなチャンスはまたとない」と開催意欲を示したが、クック州首相は「VIC州政府の分析から、費用対経済効果が非常に小さいとわかっている」と否定した。

SA州のマリノーカス首相も「与野党ともに開催費用は経済利益を上回ると考える」と否定。

QLD州のパラシェイ首相も、2032年のオリンピック開催を優先するとして、コモンウェルスゲーム開催を否定した。

ソース: news.com.au – State premiers say no to saving Commonwealth Games after Victoria’s backflip

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