【QLD20日】 VIC州政府が開催を見送ると発表した2026年コモンウェルス大会について、QLD州ゴールドコースト市のトム・テイト市長が20日、連邦政府が資金を回してくれるのなら、同市での開催を検討すると発言したことが分かった。コモンウェルス大会はイギリス連邦に属する国や地域が参加して、4年ごとに開催される総合競技大会。
テイト市長は、「(同市で)2032年に開催が決まっているオリンピック大会に向けて勢いがつく」と述べ、コモンウェルス大会を同市で開催することに前向きな姿勢を示した。
また、「オーストラリア政府は、合意の握手をすればそれは決定事項となり、コストがかかり過ぎるから契約はなかったことにしようというのはオージーのやり方ではない」と述べ、VIC州政府による中止の決定は国の名声に傷をつけることにもなりかねないとの見解を示した。
ゴールドコースト市は2018年にコモンウェルス大会を開催し、その時のコストは12億ドルだった。その後、英国バーミンガムで開催された大会では、コストは18億ドルだった。
2018年大会の会長を務めたピーター・ビーティー氏は、開催の契約を破棄した場合のコストが約10億ドルになると指摘した上で、QLD州での開催はVIC州よりも大幅にコストが削減できるとして、「十分に可能性があり、素晴らしい機会になるだろう」と述べた。
ソース:abc.net.au-Mayor Tom Tate says Gold Coast prepared to host Commonwealth Games, if federal government redirects funding